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1/28(月)命を大切にする社会とは〜支え合うコミュニティのあり方を考える〜

「命を大切にする社会とは〜支え合うコミュニティのあり方を考える〜」

先日、衆議院を外国人受け入れ拡大の法案が通過。
水道事業など公共サービスの民営化も検討されつつあります。

政治・経済的な改革の潮流の中で、雇用される側の権利は小さくなっているようにも思います。バブル崩壊以降、パートやアルバイト等の非正規の雇用形態が着実に増加しつつあるからです。さらに別の現場に目を向けてみれば、そもそも様々な事情から働くこと自体に困難を抱えてしまった若者ニート・引きこもりや高齢者、さらには路上生活者に陥ってしまわれた方々等々、、社会的に生きづらさを抱えた様々な人々が現実に存在しています。

「社会」は、こうした人々を突き放すように、「自己責任」という冷たい言葉を投げかけます。では、(実際には様々な事情から)働くことが難しい人々に対して、経済的生産性がなければ「用なし」と切り捨てる社会で良いのでしょうか?

今回は、生活困窮や社会的孤立・排除の問題に取り組んでいるNPOや協同組合の現場で、力を尽くされてる菰田さんの話を伺います。

菰田さんは、活動されている現場の方々に影響を受けて、「伴走する」という事を大切に活動されているそうです。一橋大の中で市民活動を研究されるゼミで学ばれ、その後大学院に進まれました。その中で、原発も戦争も、その根底に貧困問題があるということに気づかれ、現在、精力的に現場に出て、問題解決に取り組んでいます。

ただ、当事者を支える側も社会の中で孤立しがちな現状です。
私たちは、その現場を知り、少しでも何かできることを模索することが、誰にとっても生きやすい社会につながってくると思います。
どうぞご参加をよろしくお願いいたします。


1月28日(月)19:00〜21:00@国立市KFまちかどホール

参加費:300円(学生、障がいのある方は無料)

◆講師:菰田レエ也さん
〈プロフィール〉
桐朋高校卒。一橋大学大学院博士課程。立教大学リサーチアシスタント。今日本で、6人に一人が貧困状態にあるという現実の中、経済的困窮と社会的孤立が交錯する個別的複雑な事情を抱える人々と向き合いながら、問題解決の道を探る。フィールドワークというにはあまりに重い現実の中、個別の事情に合わせた「伴走」や「協同」というコンセプトを重視しながら、日々仲間とともに日本社会のあり方を考え続けている。