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10/22(月)[第9回]ラボラトリー・トレーニング (体験から学ぶを鍛える)

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[第9回]ラボラトリー・トレーニング
(体験から学ぶを鍛える)
テーマ:〈事実・推論・断定〉を見分ける
 
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この度、第9回の「ラボラトリー・トレーニング(体験から学ぶを鍛える)」を開催することになりました。
 
「ラボラトリー・トレーニング」では、体験を通して「テーマ」について学ぶと同時に「体験から学ぶこと自体」を鍛えることを「目的(ねらい)」としています。
 
今回のテーマは【〈事実・推論・断定〉を見分ける】です。

私たちは、普段、〈事実〉と〈推論〉と〈断定〉がごちゃごちゃに混ざり合った世界に生きているように思われます。

例えば、Aさんが会社に30分遅刻した場面。「Aさんが遅刻した」という〈事実〉に加えて、「Aさんは寝坊したに違いない」と〈推論〉してみたり、「Aさんはだらしない人だ」と〈断定〉してみたり、することもあるでしょう。

「Aさんが遅刻した」(事実)
「Aさんは寝坊したに違いない」(推論)
「Aさんはだらしない人だ」(断定)

でも、よくよく考えてみると、30分遅刻した背景には、電車の遅延があったのかもしれませんし、なにか大事な理由があったのかもしれません。それに「遅刻した」からといって、それが「=(イコール)だらしない人」と決めつけてしまうのも少し早計な気もします。

しかし、だからといって「〈推論〉と〈断定〉を避けましょう!」ということではありません。むしろ、〈推論〉と〈断定〉は避けがたいもの、私の身にどうしても“自動発生的”に生起してきてしまうもの、ではないでしょうか。

「Aさんが遅刻した(事実)」ことを知った時、あなたが思わず「寝坊したに違いない(推論)」と思ってしまったならば、それは「思わず」ですから、自分の意図を超えて、訪れて〈きてしまった〉思考だと考えてもよさそうです。

同様に、ついつい「だらしない人だ(断定)」と心の中で思ってしまったならば、〈ついつい思ってしまった〉わけですから、それは避けがたいようにも思います。

ですから、〈推論〉と〈断定〉を避けようとするのではなく、訪れてしまったならば、まずは、受け止める。それを【自覚】していくことが重要かと思われます。

そして、きっと多くのコミュニケーションのトラブルは、この〈事実・推論・断定〉の錯綜から生じていると言っても過言ではないでしょう。

そこで、今回は、この3つの〈事実・推論・断定〉を体験的に理解しながら、この3つを「見分ける視力」を鍛えていけたらと思います。

ご興味のある方は、ぜひともお待ちしております。
 
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▼日時:2018年10月22日(月)19:30〜21:40(開場19:10)

▼会場:世田谷区男女共同参画センターらぷらす(研修室1)
http://www.laplace-setagaya.net/floorguide/relocation/
(※会場が少し分かりづらいので余裕を持ってお越しいただくことをお勧めします)

▼定員:16名

▼参加費:初回3,000円(リピーター割:2,000円)
(※初めての方、お一人様も大歓迎です)

▼お申し込み方法
本Facebookイベントページの「参加表明」で「お申し込み完了」となります。
(※定員に達し次第、募集を終了させていただきます)

▼持ち物:筆記用具(※リピーターの方は「バインダー」をお持ちください)

▼内容:
・導入、チェックイン
・実習(体験)
・振り返りと分かち合い
・全体でのやり取り

▼本会における「体験から学ぶ」とは?
第1回の告知文に少し書いてあります。
https://www.facebook.com/events/1151596954926357/

▼講師:古瀬正也(通称:まーぼー)
〈講師プロフィール〉
古瀬 正也(Furuse Masaya)
(古瀬ワークショップデザイン事務所 代表)
https://www.facebook.com/furuse.workshop.design.office/
1988年埼玉育ち。神奈川県鎌倉市在住。2008年、ワールド・カフェを体験し、対話に興味を持つ。2010年、47都道府県でワールド・カフェを開催し、延べ1200名が参加。2011年、駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部卒業。2012年、「古瀬ワークショップデザイン事務所」を開業。2013年、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了。社会デザイン学修士。内閣府、文部科学省、消費者庁の中央省庁や行政、民間企業、NPO等、あらゆる分野で400回以上のワークショップを実施。近年では、南山大学のTグループ、トレーナートレーニングなどを経て「体験学習」を基にした研修等も行う。最近は、ミニカウンセリング、ファミリー・コンステレーション、新実在論の世界観に影響を受けつつ、人間や自然や社会の〈本来の生命力〉を取り戻す方法を探究中。

▼参加が遅れてしまう場合
「体験(実習)」がその後の「学習素材」になりますので、基本的には最初からのご参加をお願いしております。ただ、当日どうしても遅れてしまう場合には「20分程度」であれば、まだ実習が始まっていない可能性が高いので、ご参加可能だと思います。詳しくは別途ご相談ください。

▼主催
A&ANS
https://www.facebook.com/AANS--1481428992126973/